[日本学術会議協力学術研究団体]茶屋四郎次郎記念学術学会

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著者:茶屋四郎次郎記念学術学会誌編集委員会
茶屋四郎次郎記念学術学会誌 第15巻(2025.10)
2025年10月31日発行
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令和6年度 茶屋四郎次郎記念学術学会研究発表会(令和6年8月3日開催)
著者:茶屋四郎次郎記念学術学会誌編集委員会
茶屋四郎次郎記念学術学会誌 第15巻(2025.10) p249-260
2025年10月31日発行
ダウンロード(874KB)
令和6年度 茶屋四郎次郎記念学術学会研究発表会(令和7年2月20日開催)
著者:茶屋四郎次郎記念学術学会誌編集委員会
茶屋四郎次郎記念学術学会誌 第15巻(2025.10) p184-248
2025年10月31日発行
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音楽介入が高齢者の健康状態に及ぼす効果に関するスコーピングレビュー
著者:王 申,鄭 春姫
茶屋四郎次郎記念学術学会誌 第15巻(2025.10) p171-183
2025年10月31日発行
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本研究は、音楽が高齢者の健康維持および認知機能に対する予防効果を明らかにすることを目的とするものである。高齢化が進む中、音楽療法は認知機能やメンタルヘルスの改善に効果的であることから注目されている。本稿では、スコーピングレビューを通じて、音楽を介した介護予防プログラムの有効性を評価するための文献を収集・分析した。その結果、音楽を取り入れた介入が高齢者の認知機能向上や生活の質を効果的に改善することが示唆された。特に、音楽体操は、認知機能低下の予防に重要な前頭葉の灰白質容積の維持・増加に寄与する。本調査は、音楽を積極的に介護予防に活用するための基礎データを提供するものである。
児童館の高校生世代に関する研究の動向についてのスコーピングレビュー
著者:御供 后衣
茶屋四郎次郎記念学術学会誌 第15巻(2025.10) p153-170
2025年10月31日発行
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本研究は、児童館における高校生世代に関する既存の研究の動向について、どのような研究がされているのかを概観及び整理をして、研究で明らかになっている範囲とまだ研究されていない事柄を特定することを目的とした。研究方法はスコーピングレビューを実施し、CiNii、J-STAGE及び厚生労働科学研究成果データベースを用い21 文献を抽出した。その結果、研究対象地域が6県、研究論文は8文献、高校生世代に焦点をあてた文献が1文献と極めて少なかった。また、利用者への支援や地域連携について明らかになった点はあったが、具体的活動の事例検討や効果が明らかになっていなかった。今後の課題として、利用者の世代間に偏りなく役割を果たすために、高校生世代への具体的活動事例から児童館の役割について明らかにすることが必要であると考える。
中国における高齢者の孤独感とサードプレイスとの関連-吉林省の高齢者を中心に—
著者:楊 傲林
茶屋四郎次郎記念学術学会誌 第15巻(2025.10) p139-152
2025年10月31日発行
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目的: 本研究の目的は、中国における高齢者の孤独感について、サードプレイスが関連するかどうかを明らかにすることである。
方法: 中国の吉林省K市に居住している60歳以上の高齢者を対象にしている。調査地域は、公園や広場などコミュニケーションが利用可能な公共施設に通う高齢者(37ケース)、デイサービス利用者(25ケース)、吉林省K 市の60歳以上のWECHAT登録者(138ケース)であった。
結果: 重回帰分析の結果、サードプレイスある者の孤独感が低いという結果となった。高齢者の孤独感に対して、同居者がいる、知り合いとの交流頻度が高い、学歴が低い高齢者は、孤独感が低いという結果となった。知り合いの人数、性、年齢と健康状態は有意な関連を示していない。
結論: 高齢者の孤独感には、サードプレイスが関連しており、地域社会がサードプレイスの確保に取り組むことにより、高齢者の孤独感が緩和される可能性が示唆された。
日中における高齢者のメンタルヘルスとペットに関するスコーピングレビュー
著者:陳 然
茶屋四郎次郎記念学術学会誌 第15巻(2025.10) p123-138
2025年10月31日発行
ダウンロード(2,674KB)
目的: 本研究は、日本と中国におけるペットと高齢者のメンタルヘルスとの関連性について、ペットが高齢者に与える影響を関連文献からスコーピングレビューし、今後の課題を明らかする。
方法: 検索日時は2024年8月1日-10月22日とし、検索対象の年次範囲は最近10年間(2014年-2024年)で、検索日時点(10月22日)までにデータベースに収録されたものを対象とした。検索結果からは、研究対象が高齢者ではない、ペットが人間のメンタルヘルスに及ぼす影響に焦点を当てていないものを除外した。
結果: 日本と中国におけるペットと高齢者のメンタルヘルスに関連する研究は日本が8篇、中国が5篇を選定された。スコーピングレビューの結果、ペットが高齢者のメンタルヘルスに与える影響に関する促進要因、阻害要因、関連性がない文献を三つテーマが分類された。日本において、ペットは高齢者の社会的孤立を軽減し、心理的安定に寄与することが確認された。中国の文献も、日常生活における心の支えを提供する存在であり、精神的な安定をもたらす効果が確認された。なお、ペットの死別が高齢者に与える心理的影響とアニマルセラピーの効果に関する研究が見られ、特に認知症やうつ症状の軽減に寄与することが明らかにされた。
結論: 高齢者のメンタルヘルスの向上には、ペットと触れ合う機会を増やことが重要であるが、ペットの死別による高齢者の心理的サポートにも着目する支援体制の整備が求められる。地域や介護施設でペットとの交流を取り入れることにより、高齢者の生活の質の向上が期待される。
介護職員の介護ストレスとワーク・エンゲイジメントとの関連-中国四川省の高齢者介護施設の介護職員を対象に—
著者:戴 維
茶屋四郎次郎記念学術学会誌 第15巻(2025.10) p111-122
2025年10月31日発行
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目的  中国における介護職員のストレスに関する研究は限定されており、介護職員の離職は解決されていない。そこで本研究では、中国の介護施設の介護職員の介護ストレスとワーク・エンゲイジメントとの関連を明らかにした。
方法  中国の四川省成都市における介護職員を対象にインターネット調査を実施した結果、156人から調査票が回収された。調査は、2022年9月から10月にかけて実施した。
結果  重回帰分析の結果、介護職員のストレスには、ワーク・エンゲージメントが有意であり、ワーク・エンゲージメントが高い介護職員は、介護ストレスが低いという結果となった。また、介護資格が介護ストレスに関連しており、介護資格がない介護職員は介護ストレスが高いことが明らかにされた。
結論  介護職員の介護ストレスの予防策として、介護施設の教育システムや介護環境の整備が重要であることが示唆された。
在宅で療養する未就学児に携わる医療従事者の多職種連携能力に影響する要因
著者:髙橋 真由美
茶屋四郎次郎記念学術学会誌 第15巻(2025.10) p95-110
2025年10月31日発行
ダウンロード(1,920KB)
本研究では、在宅で療養する未就学児に携わる医療従事者の多職種連携能力を評価し、個人の連携能力に影響する要因を明らかにすることを目的とし、医療従事者300名を対象に基本属性及び子ども観を「新・子ども観尺度」、多職種連携能力を「在宅ケアにおける医療・介護職の多職種連携行動尺度」と「在宅で療養する小児における多職種連携能力評価尺度」を用いて群間比較を行った。その結果、多職種連携能力において常勤、役職に就いている者、多職種連携研修の受講経験がある者、乳幼児に関する研修受講経験がある者が有意に高く、年齢、資格、勤務先、乳幼児に関する業務経験年数にそれぞれ有意な主効果が認められた。このことから在宅で療養する未就学児の多職種連携能力には、年齢、資格、勤務形態、乳幼児に関する業務経験年数、役職の有無、多職種連携研修等の受講経験、乳幼児に関する研修等の受講経験が影響していることが推察された。
母親の音楽活動の継続が子供の発達速度に及ぼす影響に関する追跡的検討-KIDS 乳幼児発達スケール領域別分析を通して—
著者:本野 洋子,魏 孝棟
茶屋四郎次郎記念学術学会誌 第15巻(2025.10) p83-94
2025年10月31日発行
ダウンロード(2,046KB)
本論文は、本野(2024)の続編として総合発達指数の結果をさらに詳細に各領域ごとに深く分析することを試みることを目的とする。これまで、音楽胎教を実施した母親に、子供の発達速度に及ぼす影響を調査してきたが、3歳児においては総合発達指数が「妊娠期間のみ音楽活動を行ったグループ」に比べ高かった。そこで本研究は総合発達指数をより詳細に8領域ごとに分析し、音楽活動の有無による3つのグループの間に有意差があるのか、子供の年齢および領域ごとの発達速度を確認した。その結果、領域別発達では、2歳児では、『理解言語』に有意な差があり、3歳児では対成人社会性を除いて、すべての領域で『胎教なし』グループに比して『出生後継続』グループの発達が速かった。特に母親が子供に歌を歌い聞かせることが、『理解言語』という領域での発達への効果につながることが示唆された。環境の影響もあるが調査したすべての子供は環境の影響を受けていることを考えたときに、これらの結果は胎教や音楽活動が子供の発達に与える影響があったことが示された。
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